無題にしておく 君はひどい人だね。私を置いていくのだから。 本当に、ひどい人だ。 …だから私は、君のために泣いたりはしない。 それから暫く、乾いた目でぼんやりと君が眠る場所を眺めていた。 君はもうこの世のどこにもいないのか。 あまり実感はしなかったが、虚無感だけが胸にこみ上げた。 怖いんだ。私の心の全てが黒く染まってゆくような気がしている。 これから私はどうなるだろう。全く検討もつかない。 足元からずぶずぶと闇へ沈んでいく感覚。 君の教えてくれた花の色まで霞んでしまいそうだ。 だから今は、何も考えずに、 ********* まだまだ白昼夢のメモです。 これ…は…。…敢えて何のネタかは言わないでおこう。 No.496 - 2010/02/28(Sun) 02:40:57 ********* 対照的な対象 昼は夜を暗すぎると嫌って、 夜は昼を眩し過ぎると目を逸らした。 それと同じように私達は殺しあうだけしか出来ない。 悲しいとも辛いとももはや関係ない。 これはただの偶然で、そこにはどんな感情も存在しない。 くだらない喧騒も、愚かな一般大衆も、神でさえも、 私達の間にはきっと存在しないのだ。 そこにあるのは殺気だけ。 ああなんて素晴らしいシチュエーションだろう。 笑いが止まらない。 No.504 - 2010/03/24(Wed) 00:02:38 ********* おねがいだから 気が触れてるなんて言わないで、 頭が狂ってると蔑まないで、 これがありのままの私の姿! 狂気狂気狂気狂気の中に愛と理性、 それと少しばかりきらきらと輝く欠片を入れれば それは紛れもなく裸の私の心。 狂ってるかな?馬鹿馬鹿しいかな? 構わないよ、私には褒め言葉だ。 (そう艶やかに笑って首元、 左から右へナイフを模した手をすっと動かすのを、黙って見ていた。 蔑んでなどいない。 これがありのままの人間の姿なのかもしれない、) 自我が生まれた頃からずっと病気だった、 心ある内は永遠に治ることの無い病にとりつかれている、 よく分かってるよ。 破壊、自傷、崩壊、それらの衝動の裏に一欠けらの愛情。 表の顔の裏には、彼らが潜んでいるのです。 「混沌の象徴と許容の象徴、そして無垢なる愛の寸劇」 愚かだろうね、この私すら君の手で再現不可能なほどに 科学変化させてしまって欲しいと願うのは。 ********* 科学者と教授か、それとも…。 狂気に染まりつつある人と、 それを許容して愛する人を書きたかったので…。 No.530 - 2010/05/21(Fri) 21:14:50 *********